サリー
キャバ嬢とホステスの経験がある私ですが、水商売未経験の女性やお客によく「キャバ嬢とホステスって何が違うの?」と聞かれることがあります。
働く場所が違うだけで、そんなに違いは無いように思うかもしれませんが、実はキャバ嬢とホステスは全く違うんです。
私は初めて働いたお店がラウンジだったので、最初はホステスから始めました。その後、キャバクラに転職しキャバ嬢になりましたが、働いてみると、働き方も客層も給料も全く違うことが分かります。
自分が向いている方を選んだ方が稼ぎやすいし、働きやすいことは間違いありません。
- キャバ嬢とホステスの違い
- キャバ嬢に向いている人・ホステスに向いている人
を解説しますので、これから夜のお仕事を考えている人や転職したい人は参考にしてください♡
目次
キャバ嬢とホステスの7つの違い
キャバ嬢 | ホステス | |
業種 | キャバクラ | クラブ・ラウンジ・スナック |
接客 | 1対1 | 場合によって1人で~3人 2人以上での接客も多い |
ママ | 無 | 有 |
給料システム | 時給+バック ノルマがあるお店も | 日給+報奨金 時給のみの場合も |
営業形態と客層 | 基本的には18歳以上なら誰でも | 会員制のお店も多い |
指名の違い | 指名制度あり | 指名制度が無いお店も多い 永久指名制のお店もある |
年齢層 | 若い女性が多い | 落ち着いた年齢層の女性も多い |
キャバ嬢とホステスの特徴を簡単に挙げてみても、これだけの違いがあります。それぞれ詳しく解説していきますね。
①業種が違う
キャバ嬢
キャバ嬢は「キャバクラ」と呼ばれるお店で働く女性のことを指します。
「キャバクラ」はキャバレークラブの略で、キャバレーとクラブ、どちらの要素も含んだ夜のお仕事として比較的新しい業種だと言えます。
ホステス
ホステスとは「スナック」「ラウンジ」「クラブ」で働く女性のことを指します。
最近はラウンジとクラブの間くらいの料金設定の「ミニクラブ」なんて業種もありますね。
お客が払う料金も、ホステスの給料も「スナック<ラウンジ<クラブ」の順番で高いことがほとんど。
②接客のやり方が違う
キャバ嬢
キャバクラではお客1人に対してキャバ嬢1人が隣に着き、接客をします。
キャバ嬢に求められる接客スキルは、『明るく元気』『楽しく会話し一緒に飲む』ということ。
1対1での接客のため、色恋営業(疑似恋愛でお客を引っ張ること)もホステスに比べると多めです。



ホステス
キャバ嬢と違って、1人のお客に対して何人も女性が着くこともあるのがホステス。
お店が忙しかったり、女の子が足りない時は1人で複数人のお客の相手をすることもあります。
お客の隣に着くこともありますが、お客の前に座ることも多いですね。
ホステスに求められる接客スキルは『知識』『会話技術』『落ち着いた所作や話し方』などが挙げられます。
どちらの場合も、接客はお店の雰囲気や、お客に合わせてすればいいので難しく考える必要はありません。
③ママの有無
キャバ嬢
キャバクラにはママは居ませんが、ボーイと呼ばれる男性スタッフが居ます。
新人キャバ嬢の教育や、キャバ嬢の勤怠管理などもボーイの主な仕事です。
お店によっては先輩キャバ嬢が教育係をすることもありますが、ほとんどの店でボーイが担当することが多いでしょう。
ホステス
ホステスたちは『ママ』と呼ばれる女性の下で働きます。
『ママ』は教育係でもあり、店の女の子たちをまとめる存在でもあります。
スナック・ラウンジ・クラブのお客たちは基本的にママのお客であり、ホステスたちはママの望む接客スタイルや方針に従って働かなければいけません。
高級クラブやミニクラブなどでは、『大ママ』と呼ばれる女性がおり、その下に『ママ』と呼ばれる女性が複数人いることもあります。
④給料システムが違う
キャバ嬢
キャバ嬢のお給料は基本的に『時給+バック』です。
本指名や同伴、ドリンクなどに対してバックが付くので仕事をすればするほど給料も増えます。
指名本数が多いキャバ嬢は基本時給が上がることもありますね。



ホステス
ホステスのお給料はお店や営業形態によって大きく変わります。
私の経験から言うと…
- 【スナック】時給のみでバックやノルマが無いことが多い
- 【ラウンジ】時給のところや日給のところがある
- 【クラブ】日給+報奨金(指名客の売り上げがホステスのお給料になることも)
お店によっても給料システムは幅広いですね。同じクラブでも時給の場合もあります。
⑤営業の仕方や客層が違う
キャバ嬢
キャバクラのお客は基本的に18歳以上であれば誰でも気軽に入れます。
一見さん(初回の客)でも大歓迎なのがキャバクラですね。
楽しく飲みたい!と考えるお客が多く、比較的若めの男性が多いといえます。
色んなお客が来るので、どんなお客にもテンションや会話を合わせられる女性が必要とされるでしょう。
ホステス
クラブやラウンジと呼ばれるお店は『会員制』であることも多く、一見さんは常連のお客の紹介が無いと店に入ることが出来ません。
個人的に楽しく飲みたい!というお客よりも、接待などでの利用が多いため客層もキャバクラに比べると落ち着いた人が多いでしょう。
特に高級クラブの場合は有名人や会社の重役などが飲みにくることが多いです。
そういったお店で働くホステスは容姿はもちろん、会話も一流でなければいけません。
求められる接客スキルが高めなので、基本的には経験者でないと難しいでしょう。
⑥「指名」と「係」の違い
キャバ嬢
キャバクラには『指名制度』というものがあります。『本指名』と『場内指名』というものですね。
指名に関しては自由度が高く、1人のお客が複数のキャバ嬢を指名することもあれば、指名替えをすることもお客が自由にできます。
ホステス
クラブなどでは『指名』は『係』と呼ばれることもあります。
この『係』というのは『永久指名』ということでもあり、余程の理由がない限り係のホステスを変更することは出来ません。
また、基本的にスナックやラウンジでは指名制度は無いことが多いです。
お客が気に入っているホステスは把握していることが多いですが、指名は無いので特定のお客を必ず接客しないといけないことがありません。
⑦キャストの年齢層が違う
キャバ嬢
キャバクラで働く女性の年齢層は比較的若めです。18~20代の女性が活躍していることがほとんど。
お客もキャバクラには若い女性を求めて行くことが多いため、若い女性を募集していることも多いでしょう。
ただ、熟女キャバクラなどと呼ばれる店もあり、そういったお店では30代~の女性が活躍していることも。
ホステス
ホステスには20代後半~40代まで幅広い年齢層の女性がいます。
クラブなどで働くには『知識』や『経験』が必要なので、必然的に年齢層も高くなってくるのでしょう。
会社の接待などで使われるお店では『若さ』よりも『落ち着き』が求められます。
【キャバ嬢とホステス】どっちが向いている?
キャバ嬢とホステスの違いを解説しましたが、夜のお仕事が未経験だと、どちらが向いているのか?どちらが効率良く稼げるのか?分からないですよね。
キャバクラでガンガン稼げるタイプの女性が、クラブやラウンジで働いても上手く稼げないことってかなりあるんです。
キャバ嬢を選ぶかホステスを選ぶかで、その先夜のお仕事で活躍できるか、やっていけるかが決まると言っても過言ではありません。
どちらが自分に向いているのか、参考にしてください♪
キャバ嬢に向いている人
- 明るくノリが良い
- 話すのが好き
- 負けず嫌い
こういった特徴を持つ女性であれば、キャバクラで活躍できる可能性が高いでしょう。
キャバクラでは若いお客も来るため、明るくノリが良いキャバ嬢は好まれます。
また、話を聞くのも大切ですが、お客とマンツーマンで会話をすることも多いため、話し好きな女性の方が向いていますね♪
基本的にキャバ嬢は、接客も客の管理も自分1人で行います。一緒に働くキャバ嬢は仲が良くてもライバルです。
バックで給料を上げるためにも、負けず嫌いタイプの女性だと長続きするかもしれません。
ホステスに向いている人
- 協調性がある
- 聞き上手
- お客に合わせた情報収集ができる
クラブやラウンジに来るお客は、落ち着いてゆっくりと飲みたいお客が多いため、キャバ嬢のような接客は求められません。
話すことも大切ですが、お客の話を引き出し聞くことが出来る聞き上手タイプの女性の方が向いています。
また、複数人で接客することもあるため、一緒に働くホステスと協力して接客し、情報交換をするなども必要になってきます。
個人プレイはあまり好まれないことが多いですね。
お客に合わせてニュースや新聞を見ることも必要ですし、お客の話を理解するための知識も必要になってきます。
キャバ嬢かホステス!働きやすい方を選ぼう!
キャバクラやスナック、ラウンジ、クラブ、どこで働くかによって接客スタイルや給料は全然違います。
キャバ嬢とホステスのどちらが向いているかは人によって違い、向いていない方を選んでしまうと、夜のお仕事自体が嫌になったり、上手く稼げない可能性もあります。
紹介した『違い』や『向いている人』などを参考にして、どちらで働くか決めてみてください♪
キャバクラもクラブも体験入店制度があるお店も多いので、それを利用するのもおすすめですよ!



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